俳優の宣材写真

俳優の宣材写真

ここで基本的なお話しですが宣材写真(せんざいしゃしん)とは何か?に触れておきます。宣材写真とは宣伝材料用写真の略称で芸能界で使われる言葉の一つです。

この写真の主な目的は顔と名前を覚えてもらうために利用することは勿論ですが、仕事の取引先に提示する資料の一つでもあります。俳優の主な仕事はメディア、舞台などの「出演」ですので、事前に写真を送って人物確認のツールとしても有効です。

たとえば俳優はプロダクションに所属するとWEBサイトにキャストの紹介として写真とプロフィールが掲載されます。そこに掲載されるのも宣材写真となります。

また事務所に入ったからと言って仕事が自然に入ってくる訳ではありませんので、オーディションを受けることになります。その際は宣材写真はオーディション写真として使用されます。

どんな写真がむいているか

まず大切なのが本人であることが分かるように「正面向き」であることです。それは正面が最もしっかりと顔かたち伝えることが出来るからです。そして沢山の人が見ますので好感度を意識することも大切です。

実際の宣材写真

上記は基本的な原則をお話ししましたが、実際はもう少し幅があります。

正面向きが良いといいましたが「証明写真」のように真正面で撮影する必要はありません。顔の表情も「真顔」にするより、目の印象の優しくしたり、爽やかにしたりするのがお勧めです。

証明写真は本人確認としてのみ利用されますが、宣材写真は性格的ニュアンスを伝えることが出来ます。その方がより深く人物像を想像できるからです。

特に女優の場合、笑顔ではなく神秘的な表情も人気があるといえます。爽やかさよりも美しさを表現した撮影手法が好まれる場合もあります。

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